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Diary


6月15日(日)

夜は寒いことを話すと、良心的にも布団と毛布一枚ずつを貸してくれるという話になった。その子の家で朝食を取った後、借りた布団と毛布を持って部屋に戻った。気付けばとっくに午後になっていた。

 街中、年に二度のSTOCKTAKE SALEという期間で、バーゲンの時期に入っていた。この数日間はとりあえず買い出し期間として、DISCOUNTが効く間に揃えてしまうものだけそろえてしまおうと思った。

 まず、布団がいる。借りたけれど、できたら早めに返したい。そう言っても日曜日だし、銀行からお金がおろせないので、今日はお布団の下見と、その他必要なもの諸々を手に入れよう。

DAVID JONESというデパートに入ってみた。MATT IRWINという写真家のメルボルンの風景を白黒写真に収めたものがカードになっていた。オーストラリアは全体的に眩しいほどの鮮やかな色彩で写されることがほとんどな気がするが、彼の撮ったメルボルンはちょうど秋から冬へと移りゆく曇空でどんよりとしたこの都市の独特な空気を巧く映していた。それが気に入って各バリエーションを5枚ずつ衝動買いしてしまった。友達に近況報告も兼ねて「え、オーストラリアってこんなところもあるの?」という意外な面を知ってもらいたくなってきた。帰宅したら早速お手紙書こう、っと。

それにしてもここの短期滞在先。クッカーも換気扇も設置してあれば、マグカップ、ガラスのコップ、白いお皿やフォーク、ナイフ、スプーンは置いてあるのに、料理道具はいっさい置いてない。いろいろ考えたあげく、フライパン、包丁、まな板のこの3点だけは手に入れようと思った。

隣のMYERSに入った。ものはピンからきりまであったが、包丁はUTILITY KNIFEといって、野菜もお肉も切れる小さなものにした。それは、大変便利なもので、保管用のスロットに包丁を入れて抜く度に研がれて出てくるようになるものだった。一度たりとも包丁を研いだことはないくせに、「これで定期的に研がなくても済むから手間が省ける」とうきうきしてしまった。

まな板に限っては自分の想像しているものとはなかなか巡り会えなかった。チョッピングボードと売られていて、どれも非常に重くてずっしりとしていてとてもじゃないけど持ち運びを気軽にできない。やっと見つけたと思ったら「JAPANESE STYLE CHOPPING BOARD」とラベルされていて思わず笑いを誘った。どうやら日本のまな板は日本特有のものらしい。それにしても重かったので、もっと軽いものはないかと探した末、ぺらんぺらんのそれこそ図工でカッターナイフを使用する時の下敷きに似たまな板を見つけた。色は白、青、緑、赤とあったが、赤な気分だったので赤にした。

フライパンは、MYERSというデパートながらに上質なものしか置いてなかったが、TEFALが安くなっていたので、直径16cmの深みがあるフライパンを手に入れた。

これで3点揃ったぞ。そのままエリザベス・ストリートを下り、駅前のCOLES EXPRESSというスーパーに食材を買出しに行った。しょうゆ、オイスターソース、タイの玉子麺、豚ミンチ、ヨーグルト200g、絹さや少量、にんにく一個、玉ねぎ一個を買った。1Kgいくらという売り方なので、一個だけ買えるというのが一人の私には便利だった。中華街で買ったほうが節約できたかな?と一瞬思ったが、フライパンが重く、その時点でバーク・ストリートの中華街へ足を運ぶ気力が残っていなかったので、次回から中華食材は中華街で買うことにした。

帰りの途中、揚げたての小さな春巻き二つを買った。ここでの初料理。シンプルにタイ風やきそばをこしらえて食べた。KIKKOMANの醤油を買ったけれど、日本のキッコーマンの醤油といささか味が違った。コクもないし、塩分もあまりなく、一人で「これ、醤油じゃな〜い!」とひーひー嘆いた。でも思ったよりもやきそばは上手くできて満足した。みりんとお酒もゲットできたら煮物を作りたいなー、と欲がでてきた。

そして、夜部屋を片付けている途中、あれもいるな、これもいるな、とあった方が生活がスムーズにいくものがどんどん出てきて、ショッピングリストができあがった。


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